自動販売機

自動販売機、、、それは、、昔、

私にとって、とても大切な

収入源！

だった、、。

学校の帰りは必ず全部の自動販売機のつり銭を確認していた。

その行為は３年もつづいた。（小学校３〜５）

その３年間の最後の１年（小５）は、もはや、立派な、一流の

自販キラーだった。

多いときは５００円もの収入があった（バカにすんなよ！）

しかし、自販キラーとしての一番良かった（はずの）収入は

学校帰りではなかった。

なんと、それは家族で近くのカラオケに行った

帰りだった。

家の近くに酒屋さんがあって、

その前に自販機が一つポツンとあるのだ。

そして、キラーとして名高い俺は、つい条件反射で

つり銭を調べてしまった。

すると、

１００円玉がジャラジャラ。

なんと１００円玉が１２枚もあったのだ！！！！

当時の記録６３０円を軽く上回った！！

しかも、二倍近くも増えたのだ！！

これはさすがに驚いた。

なぜ100円だけで１２枚も入っているのか、、、。

あきらかに機械の故障としか思えない。

まぁ、もちろんそんなことはどうでもよく、

ありがたく頂戴した。

しか〜〜し！！

親：「ちょっと、あんたにそんな大金は持たせれないわ！」

（はぁ？何言ってんだ？？）

親：「家族なんだから、みんなで分けようね（キラン）」

（え？うそ〜なんでだよ！！）

親：「ホラ、そのお金貸しなさい」

ＲＩＯＨ：「あ、ちょっ！いややって〜！コレ僕が見つけてんで！！」

親：「何言ってるの！家族にわけるのが当然でしょう？もしかして一人で持つ気？」

（うん！）

親：「一人では持たせませんよ！！」

うぉ！俺の心を読んでやがる！！（そらそうか。

ＲＩＯＨ：「え〜〜そんなん、みんなに分けたら、少なくなるやんか〜〜」

親：「当たり前でしょ！！さ、ホラ」

ＲＩＯＨ：「いやや！！これは神様からのプレゼントなんだ！！」

（俺は、バカだぁぁぁぁあああ！！）

親：「もう！！貸しなさいって！」

結局取られた。

最悪、、、。なんだこのガメツイおっかさんは！！！

でも、しかたなく、分ける事にした。

家族５人だけど、親は、いらないって言ってくれた。

（なんだ、自分が欲しかったんじゃねぇのか。）

でも、兄弟２人（兄と弟）がいるから、1200÷３で一人４００円

え〜〜なんてこった〜〜！！

うぅ〜〜俺の新記録が〜〜！！

これじゃぁ、

辛記録だよ〜〜！！

てやんでぃ！！！

ばっきゃろ〜〜う！！！

神様なんていねぇんだよ（泣

しかし、その翌年、

俺が自販キラーを卒業して一年になるのだが、

あるところ（ドコだったかなぁ〜？）にキャンプに行った。

朝からいろんな観光をして、もうお昼の時間だ。

そろそろ飯を食おうか〜となったので、

俺と親父は飲み物を買いに近くにあった自販機へと向かった。

その自販機少し古いように見えるがまぁ、なんてことない

一見普通の自販機である。

そして、親父がお茶を買うために、お金を入れお茶の

ボタンをポティっと押した、、、。

すると、、、。

ガラン、ガコン

さて、とろうかとする瞬間に、、、

ガラン、ガガガガガランガランガランガコガコガコガコ

ぇぇぇぇぇぇぇええ？？

なんと、お茶を押したダケなのに、

自販機が出してくれたのは、

９本のボス（缶コーヒー）！！

沈黙、、、、、。

親：「、、。」

ＲＩＯＨ：「、、、。」

親：「、、、ラ、ラッキー！」

ＲＩＯＨ：「、、、。え？」

親：「せっかくだから全部貰って行くか！」

、、、、。

それでいいのかアンタ〜〜！！！！

ＲＩＯＨ：「うん、そうしよ〜〜」

俺もＯＫだぁ〜〜〜〜！！！！！

全くの親子ップリを見せつけてしまったな。

しかし、これまたなんでボスが９本なの！！

ボス、あんま好きじゃないし！！

どう考えても自販つぶれてるよ！！

あ！！

これ、まさか！！

一年前のあの時、俺があまりにかわいそうだったので

神様がくれたご褒美なんじゃない！！！？？？

そっか！！そうなんだ〜！！

おぉ〜〜神よ〜〜！！

お茶の方が良かったぜ〜〜〜！（爆